脳の検査の違い
- 横浜 NFBスタジオ
- 3 日前
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今回は、【脳の検査の違い】についてお話していこうと思います。
脳の検査は、事故や怪我の時にしたり、人間ドックのオプションで脳ドックも付けてみたり、MRIやCTなどの検査をしたことある方は多いのではないでしょうか。
MRIやCT、PETなどなんとなく名前だけは聞いたことがある方もいるかと思いますが、
それぞれの脳の検査の違いについて知っていただけたらと思います。
それぞれ脳の検査によって、検査方法は当然異なりますが、結果の内容も異なるのです。 まずは、もっとも一般的な脳の検査であるMRIとCT。
これらは脳の構造や異常を調べる検査です。
MRI…磁場と無線波を使用して、体内の詳細の画像を生成する方法で、脳の内部を詳細に調べ、腫瘍や脳の萎縮といった構造上の異常をみることができます。
CT…X線を使用して体の断面画像を生成する方法で、頭部の骨や、血管をみて、脳出血や頭部外傷などを発見する事ができます。
しかし、実はこれらの二つは脳の活動は見ることが出来ないのです。
脳の活動をみる検査は、主に脳波検査とPETやSPECT、fMRIがあります。
PET・SPECT…微量な放射性物質を使用して脳の代謝や血流の活動を見ることができます。
fMRI…MRIと脳の血流を測定するための技術を組み合わせたものです。
そして、
脳波検査…頭に電極をつけて脳の電気活動を記録する方法と当協会が行なっている定量脳波分析という、現在の脳の状態を可視化する検査です。
脳波の活動をサーモグラフィーのように可視化したり、AIにて統計学的に把握をして年齢平均値から特出した脳部位などが分かります。
記憶力や集中力、コミュニケーション能力などの様々な脳の特性や現状の生活状況(睡眠やストレス)などの影響を知ることができます。
このように、
病気や外傷を調べるMRIとCT、脳活動を調べるPET・SPECT、fMRIそして脳波検査。
みなさんの状況によって脳の検査を使い分けて活用してみると良いと思います。
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