脳の働きは、遺伝的要因半分と環境的要因半分の相互作用により決まってきます。
遺伝的要因が多いこととしては、
・IQなどの知能
・精神疾患
・行動特性
があげられます。
知能に関しては、研究によると約50-80%が遺伝的要因であると言われています。
精神疾患、行動特性に関しては、遺伝的要因と環境的要因のどちらも関係していますが、遺伝的要因が大きいと言われています。
環境的要因の影響が多いことは、
・教育と生育環境
・食事などの栄養環境
・社会的経験
などが挙げられます。
まとめると、脳の働きは親からの遺伝が重要な要素であるものの、環境要因も同じように重要であると考えられます。
例えば、遺伝的に高い知能を持つお子さんであっても適切な教育や刺激がなければその潜在能力を最大限発揮することは難しいのです。
逆に、遺伝的リスクがある場合でも、良い環境を整えることによりリスクを低減することができるのです。
また、大人の方は職業によっても脳の働きに違いが出てきます。
仕事という、訓練を日々する環境により、脳の活動にも大きな影響があると言えます。
「遺伝的にこうだから自分にはできない」とか「私の環境的に難しいから自分には関係のない話だわ」とか、そのように決めつけずに自分にとって最高の環境とは何なのか考えることにより脳の働きは何歳からでも良くなります。
ぜひお子さんにもご自身にも良い環境整備を行なってもらえたら嬉しいです。
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