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ゾーンの入り口は日常に


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今回は、【ゾーン】についてです。

ゾーンとは、パフォーマンスや集中力が最高に高まる状態を指します。

脳科学の観点から、ゾーンに入るメカニズムや、入るための方法などを紹介します。


みなさんはゾーンに入ったことはありますか?

また、ゾーンってどんなイメージがありますか?

『周りの音が聞こえなくなるほどの集中力』や『ボールが止まってみえる』ことを想像される方が多いです。

ゾーンはフロー状態とも言いますが、自分が好きな活動に没頭しているときに感じる心理的な状態で脳科学的には、リラックスしている時と集中している時の中間の脳波の周波数のことを指します。

「ゲームをしていたらすごい時間が経過してた!」なんて、時間を忘れて何かに没頭した経験、一度はあるのではないでしょうか。

このように、ゾーンは、スポーツ選手だけが経験するものではなく、ゾーンの入り口は日常に溢れているのです。


ゾーンの定義は5つあります。この5つが全て当てはまるとゾーン状態と言えます。

①完全な集中力

周りのことがあまり気にならず、自分の世界に入り活動に集中出来ている状態。

②時間の歪み

活動に没頭している間は、時間の感覚が歪んでしまいます。時間があっという間に感じたり、とても長く感じたりします。

③自己忘却

活動そのものに没頭して、自己意識が薄れ、後で思い返しても、記憶が薄かったりします。

④スムーズな反応

身体的な能力や反応速度が最適な状態になり、スムーズな動作や反応が出来ます。

⑤楽しみと充実感

活動が楽しく、充実感を得ることができ、挑戦に対する達成感や満足感が高まり、自己成長や達成感を得ることができます。


みなさんもご経験あったでしょうか?


ゾーンはほどよいリラックスとほどよい集中のちょうど間の脳波の周波数を指します。

リラックスしすぎると、ぼーっとしてしまったり、逆に集中しすぎると、力が入り過ぎてしまったり、考え過ぎてしまったりするのでほどよいリラックスとほどよい集中があるSMR波がゾーンの周波数とされています。


例えば、生活の中だと夕飯を作る時に、ゾーンに入りやすいのではないかと思います。

何品か同時に、決めた時間までに作るので、少し頑張れば達成できる難し過ぎない課題であり、包丁や火を扱うのでほどよい緊張感があります。

また、好きな音楽をかけるとほどよくリラックスもできます。


つまり、ゾーンに入るためには、

・ほどよいリラックスとほどよい緊張感

・活動が簡単すぎず、難し過ぎない適度な難易度

・明確な目標

この3つの条件が必要であると考えます。


しかし、ゾーンというものは入ろうと思って入れるものではなくほとんどの方が、無意識的にゾーン状態に入っています。

上記の3つの条件を意識的に行うことでゾーンに入りやすい環境が整うようなイメージで捉えていただけたらと思います。


 
 
 

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